ETCカードのおすすめ比較 楽天含む年会費と還元率で選び方を解説
「ETCカード おすすめ」で検索すると、還元率やガソリン割引を軸にしたランキング記事が多く出てきますが、比較の軸がサイトごとにバラバラで、結局どれを選べばいいのか分かりにくくなりがちです。この記事では、年会費・還元率・クレジットカードの有無という3つの軸でETCカードを整理し、楽天カードを含む主要カードの条件を公式情報で確認したうえで、利用頻度別に選び方を提案します。高速道路をあまり使わない人や、クレジットカードを作りたくない人向けの選択肢も、確認できた範囲で正直に解説します。
各カード会社やETCパーソナルカードの公式ページを確認しながら、年会費・還元率・申込条件を整理しています。公式で確認できない数字は書かず、確認できた範囲で解説する方針です。
ETCカードのおすすめを比較する3つの軸
ETCカードのおすすめは、年会費が無料になる条件、ポイント還元率、クレジットカードを持っているかどうかという3つの軸で整理すると比較しやすくなります。比較サイトによって還元率だけを強調していたり、ガソリン割引だけを基準にしていたりするため、自分がどの軸を優先するかを先に決めておくと、ランキングの順位に振り回されずに選べます。
年会費が無料になる条件で見る
ETCカードの年会費は、無条件で無料のカードと、前年の利用実績などの条件を満たした場合だけ無料になるカードに分かれます。条件付き無料のカードは、高速道路をほとんど使わなかった年に年会費が発生する仕組みになっているため、自分の利用頻度と条件を照らし合わせて確認する必要があります。
ポイント還元率で見る
ETC利用分にもクレジットカードのショッピング利用と同様にポイントが付与されますが、還元率はカードによって0.5%から1.2%程度まで差があります。通勤や出張で高速道路をよく使う人ほど、還元率の差が年間の還元額に直結します。年会費無料のクレジットカードの選び方もあわせて確認すると、ETCカードだけでなく本カード全体で得する組み合わせが見えてきます。
クレジットカードの有無で選択肢が変わる
ETCカードの多くはクレジットカードに付帯するサービスで、本体のクレジットカードを持っていることが前提になります。クレジットカードを持っていない、または持ちたくない場合は、与信審査が不要なETCパーソナルカードが選択肢になりますが、年会費やデポジットの仕組みが大きく異なります。
- 年会費の条件 無条件無料か、利用実績による条件付き無料か
- 還元率 ETC利用分に何パーセントのポイントが付くか
- クレジットカードの要否 本体カードが必要か、持たずに使えるか
ランキングサイトの1位表記だけで決めず、自分がどの軸を重視するかを先に決めてから見ると選びやすくなります。
年会費が無料で使えるおすすめのETCカード
年会費の負担を避けたい場合、条件なしで無料のカードと、前年の利用実績などを満たせば無料になるカードを分けて把握しておくことが大切です。両者は似たように「無料」と案内されていても、使わなかった年に費用が発生するかどうかで差が出ます。JCB CARD Wは、クレジットカード本体・ETCカードともに年会費と発行手数料が無料で、利用実績を気にせず使える代表例です。まずはこの2タイプの違いを押さえたうえで、自分に合うカードを絞り込んでいきます。
条件なしで年会費が無料のカード
JCB CARD Wは、ETCカードの年会費・発行手数料とも無条件で無料です。リクルートカード(Visa・Mastercardブランド)も年会費は永年無料ですが、ETCカードを新規発行する際に発行手数料1100円(税込)がかかる点がJCB CARD Wとの違いです。条件を気にせず使い続けたい人は、この2枚を軸に比較するとわかりやすくなります。
前年の利用実績で無料になるカード
三井住友カードのETCカードは初年度無料で、2年目以降は前年度にETC利用の請求が1回でもあれば年会費が無料になります。リクルートカード(JCBブランド)も同様に、前年のETC利用が1回以上あるか、本カードの年間ショッピング利用が50万円以上であれば無料で、どちらも満たさない年だけ550円(税込)がかかります。
| カード | 年会費が無料になる条件 | 発行手数料 |
|---|---|---|
| JCB CARD W | 条件なしで無料 | 無料 |
| リクルートカード(Visa/Mastercard) | 条件なしで無料 | 1100円(税込) |
| リクルートカード(JCB) | 前年ETC利用1回以上、または年間50万円以上の利用 | 無料 |
| 三井住友カード | 前年ETC利用1回以上(初年度は無条件無料) | 無料 |
| 楽天カード(通常会員) | 楽天ポイントクラブのプラチナ/ダイヤモンド会員等 | 無料 |
条件付き無料のカードは、年会費がかかるかどうかが前年の利用実績で決まる点に注意が必要です。高速道路を使う予定がまったくない年が続く場合は、条件なしで無料のカードのほうが安心して持てます。
- JCB CARD W 年会費・発行手数料とも無条件で無料
- リクルートカード(Visa/Mastercard) 年会費は永年無料、発行手数料1100円
- 三井住友カード・リクルートカード(JCB) 前年の利用実績で無料かどうかが決まる
条件付き無料のカードは「前年に1回も使わないと550円」という仕組みが多いので、使う予定の年だけ思い出して1回利用する方法でも条件を満たせます。
ポイント還元率で選ぶおすすめのETCカード
ETC利用分の還元率はカードの基本還元率と同じ場合が多いですが、一部のカードはETC利用時だけ還元率が変わります。還元率の差は小さく見えても、通勤や出張で高速道路を頻繁に使う人ほど年間の差額が大きくなるため、本カードを選ぶ段階から確認しておく価値があります。年会費の条件だけで決めてしまうと、せっかくの高速利用分の還元を取りこぼすことにもなりかねません。
主要カードの還元率を比較する
基本還元率が高いリクルートカードは、ETC利用分も1.2%の還元率が適用されます。VIASOカードは基本還元率0.5%に対してETC利用時は1.0%に上がる珍しいタイプで、ETCをよく使う人との相性が良いカードです。楽天カードやオリコカードはETC利用分も基本還元率と同じ1.0%です。
| カード | 基本還元率 | ETC利用時の還元率 |
|---|---|---|
| リクルートカード | 1.2% | 1.2% |
| VIASOカード | 0.5% | 1.0% |
| 楽天カード | 1.0% | 1.0% |
| オリコカード | 1.0% | 1.0% |
| ライフカード | 0.5% | 0.5% |
楽天カードのETC還元を実例で見る
楽天カードのETCカードは、利用額100円につき1ポイントが付与されます。たとえば通勤や買い物で月1万円分の高速道路を利用した場合、年間ではおよそ1200ポイントが貯まる計算です。楽天カード本体の還元率や特典も踏まえると、楽天市場をよく使う人にとっては還元率の数字以上にまとまりの良い組み合わせになります。
還元率の差は1枚あたり年間数百円程度にとどまることが多く、年会費が無料になる条件とセットで比較したほうが総合的に得をしやすくなります。
クレジットカードを作らずに使うおすすめの選択肢
クレジットカードを持っていない、または持ちたくない場合は、一般財団法人ITSサービス機構(ORSE)が運営するETCパーソナルカードが選択肢になります。クレジットカードの与信審査は不要ですが、申込内容の確認とデポジット(保証金)の預け入れが必要で、仕組みがクレジットカード付帯のETCカードとはまったく異なります。ETCカードが無料になる条件の詳しい解説もあわせて確認しておくと、本体カードとの違いがつかみやすくなります。
ETCパーソナルカードの年会費とデポジット
ETCパーソナルカードの年会費は税込1257円で、クレジットカード付帯のETCカードより高めです。加えて、利用開始前にデポジットの預け入れが必要で、金額は月あたりの平均利用見込み額を5000円単位で切り上げた額の4倍が基準になります。デポジットは通行料金の支払いに充当されない保証金で、解約時の手続きを経て返還されます。
2023年の改定でデポジットの負担が下がった
NEXCO中日本の発表によると、2023年3月1日から、月あたりの平均利用額が2500円以下の人向けに、デポジットの選択肢として3000円・5000円・10000円が新たに設けられました。あわせて、デポジットに対する利用限度額もそれまでの80%相当から100%に引き上げられています。以前は最低額が2万円とされていたため、高速道路をあまり使わない人ほど始めやすくなった改定といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行元 | 一般財団法人ITSサービス機構(ORSE) |
| 年会費 | 1257円(税込) |
| デポジット(2023年3月改定後) | 月平均利用額2500円以下なら3000円から選択可 |
| 与信審査 | 不要(申込内容の確認あり) |
- 申込書の請求 公式サイトまたはサービスエリアの窓口で取り寄せる
- 必要事項の記入と返送 車両情報などを記入して郵送する
- デポジットの入金 選んだ区分の金額を払い込む
- カードの受け取り 手続き完了後に郵送で届く
デポジットの区分が増えたとはいえ郵送でのやり取りが中心なので、旅行や帰省の予定が決まったら早めに申し込むのがおすすめです。
高速をあまり使わない人におすすめのETCカードの選び方
年に数回しか高速道路を使わない場合、年会費を払い続ける価値があるか迷う人が多くいます。実際には、三井住友カードやリクルートカード(JCB)のように、年1回の利用さえあれば翌年度も年会費無料を維持できるカードが多いため、使う予定がある年に1回だけでも利用しておけば負担を避けられます。逆に、何年も高速道路に乗る予定が立たない場合は、条件を気にせず済むカードを選んだほうが管理の手間が減ります。
年1回の利用で無料を維持できるカード
三井住友カード、リクルートカード(JCB)、ライフカードのETCカードは、いずれも前年度に1回以上の利用があれば翌年度の年会費が無料になる仕組みです。帰省やレジャーなど年に数回しか高速道路を使わない人でも、その中の1回さえあれば条件を満たせるため、使う予定が年1回程度でも持ち続けやすいカードといえます。
ETCパーソナルカードはあまり使わない人に向くか
ETCパーソナルカードの年会費1257円は、利用頻度にかかわらず毎年固定でかかります。クレジットカード付帯のETCカードが条件次第で無料になるのに対し、ETCパーソナルカードは使わない年も同じ年会費が発生するため、高速道路をほとんど使わない人にとっては割高になりやすい点に注意が必要です。クレジットカードをすでに持っているなら、無理にETCパーソナルカードを選ぶ理由は薄くなります。
ETCパーソナルカードは年会費が利用頻度に関係なく一定なので、クレジットカードを持てるのにあえて選ぶと、条件付き無料のカードより割高になる場合があります。
- 年に1回でも高速道路を使う予定があるなら、条件付き無料のカードで十分まかなえる
- 数年単位でまったく使わない見込みなら、無条件で無料のJCB CARD Wなどを選ぶ
- クレジットカードを持てない事情があるときだけETCパーソナルカードを検討する
利用シーン別のおすすめの選び方
ここまでの条件を、クレジットカードの有無と利用頻度という2つの軸で整理すると、自分に合う1枚を絞り込みやすくなります。すでにクレジットカードを持っているか、新しく作れるかどうかを最初に確認し、その上で高速道路をどのくらいの頻度で使うかを当てはめていく流れです。どちらの軸も先に決めておけば、比較サイトのランキング順位に流されずに1枚を選べます。
クレジットカードを持っている・作れる人
クレジットカードを持っている場合は、すでに持っているカードにETCカードを追加するのが最も手間が少ない方法です。高速道路をよく使うならリクルートカードやVIASOカードのように還元率が高いカード、年に数回程度ならJCB CARD Wのように条件なしで年会費無料のカードが選びやすい組み合わせになります。
クレジットカードを持たない・持ちたくない人
クレジットカードを持たない、または持ちたくない場合は、ETCパーソナルカードが唯一に近い選択肢になります。ただし年会費が利用頻度にかかわらず1257円かかる点を踏まえ、デポジットの入金や郵送でのやり取りに時間をかけられるかどうかも含めて検討することになります。
- 高速道路をよく使う・クレカを持っている 還元率重視のリクルートカードやVIASOカードを検討する
- 年に数回程度・クレカを持っている 条件なしで無料のJCB CARD Wを検討する
- クレカを持たない・持ちたくない デポジットを用意してETCパーソナルカードを検討する
| 利用シーン | おすすめの選択肢 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 高速道路をよく使う | リクルートカード・VIASOカード | ETC利用時の還元率が1.0〜1.2%と高め |
| 年に数回程度 | JCB CARD W | 条件なしで年会費・発行手数料とも無料 |
| 楽天経済圏を使っている | 楽天カード | 上位会員なら年会費無料、楽天市場の還元とまとめやすい |
| クレカを持たない・持てない | ETCパーソナルカード | 与信審査不要、2023年の改定でデポジットも下がった |
迷ったらまず「クレジットカードを持っているか」で2択に絞り、そのあと頻度で1枚に決めると判断が早くなります。
よくある質問
ETCカードのおすすめはクレジットカードのおすすめと同じですか
必ずしも同じではありません。クレジットカード本体のおすすめはショッピングの還元率や特典で決まりますが、ETCカードのおすすめは年会費が無料になる条件とETC利用時の還元率が中心になります。本体のポイント還元率が高くても、ETCカードの年会費条件が厳しいカードもあるため、本体とETCカードを分けて確認する必要があります。
複数のETCカードを持つことはできますか
複数のクレジットカードを持っていれば、それぞれにETCカードを追加発行できる場合があります。ただし車の車載器に差し込めるETCカードは1枚だけなので、実際に使うのは1枚に絞ることになります。複数枚持つ場合は、ポイントの管理が煩雑にならないよう、メインで使う1枚を先に決めておくと使いやすくなります。
楽天カード以外に楽天経済圏と相性がいいETCカードはありますか
ETCカード単体のポイントは発行会社の制度に紐づくため、楽天カード以外のETCカードを使っても楽天ポイントが直接貯まるわけではありません。楽天のポイントサービスを軸にしたい場合は、素直に楽天カードのETCカードを選び、年会費を無料にできる会員ランクの条件を満たせるかどうかを確認するのが分かりやすい方法です。
ETCパーソナルカードのデポジットは誰でも3000円から選べますか
2023年3月の改定で新設された3000円・5000円・10000円の区分は、月あたりの平均利用額が2500円以下と見込まれる人が対象です。それ以上の利用を見込む場合は、平均利用月額を5000円単位で切り上げた額の4倍が基準になるため、利用予定額によって選べるデポジットの金額が変わります。
まとめ
ETCカードのおすすめは、年会費が無料になる条件、ポイント還元率、クレジットカードの有無という3つの軸で整理すると選びやすくなります。高速道路をよく使うなら還元率の高いカード、年に数回程度なら条件なしで無料のJCB CARD W、楽天経済圏を使っているなら楽天カードというように、利用シーンごとに向き不向きが分かれます。
クレジットカードを持たない、または持ちたくない場合はETCパーソナルカードが選択肢になりますが、年会費1257円が利用頻度にかかわらずかかる点は押さえておく必要があります。2023年の改定でデポジットの最低額は引き下げられたものの、クレジットカードを持てるなら条件付き無料のカードのほうが総合的に安くなる場合が多い点も含めて、自分の利用頻度に合った1枚を選んでください。クレジットカードに関する記事一覧もあわせてご覧ください。