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クレジットカード審査に落ちた理由とは 原因別の確認方法と対処法

クレジットカードの審査に落ちた直後は、何が悪かったのか分からず不安になるものです。しかしカード会社は審査落ちの具体的な理由を公表しておらず、問い合わせても教えてもらえません。この記事では、審査で見られる情報の種類、信用情報を自分で確認する開示請求の方法、よくある原因を一次情報をもとに整理します。

この記事を書いた人
Credit Kings編集部クレジットカードの選び方と使いこなしを、実データで解説するメディア

CIC・JICCなど信用情報機関の公開情報や、割賦販売法・貸金業法の一次情報を確認しながら、審査に関する記事を作成しています。断定できない事柄は「とされる」と明記し、確認できない主張は書かない方針です。

クレジットカードの審査に落ちた理由をカード会社が明かさない理由

審査落ちの理由を問い合わせるイラスト

クレジットカードの審査に落ちた理由を、カード会社は申込者に開示していません。審査基準そのものが各社の非公開情報であり、問い合わせ窓口に理由を尋ねても、個別の判断根拠を説明してもらうことは基本的にできません。これは特定の会社に限った対応ではなく、業界全体に共通する運用です。理由が分からないまま次に進むのではなく、自分で確認できる情報から手がかりを探す発想に切り替える必要があります。

審査で使われる属性情報と信用情報

審査で使われる判断材料は、大きく分けて二つあります。年齢や職業、年収、勤続年数などの属性情報と、信用情報機関に記録された過去の利用履歴である信用情報です。属性情報は申込書の記載内容そのものです。一方の信用情報は本人も把握しきれていない記録であることが多く、落ちた理由を探るときはまず信用情報から確認するのが効率的です。

  • 年齢や職業、勤続年数などの安定性
  • 年収と他社借入とのバランス
  • 居住形態や家族構成

落ちた理由を本人が確認できる唯一の方法

カード会社が理由を開示しない以上、本人が取れる手段は信用情報機関への開示請求に限られます。CIC、JICC、全国銀行協会が運営するKSCのいずれかに、自分の氏名で登録されている情報を取り寄せます。そこで延滞や多重申し込みの記録がないかを確認します。次の見出しで、クレヒスの中身と開示請求の具体的な手順を説明します。

クレヒスとは何か 審査に影響する利用履歴

クレジットカードの利用履歴を確認するイラスト

クレヒスとは、クレジットヒストリーの略称で、クレジットカードやローンなど信用取引の利用履歴をまとめた情報を指します。いつカードを契約したか、支払いを延滞せず続けているか、申し込みの履歴はどうかといった記録が含まれます。クレヒスは信用情報機関に蓄積されており、新規の審査ではこの記録が重要な判断材料のひとつとして使われます。

クレヒスに記録される内容

クレヒスには、氏名や生年月日などの本人情報に加えて、クレジットカードやローンの件数、利用限度額が記録されています。毎月の支払い状況や延滞の有無、他社への申し込み履歴も含まれます。これらは本人が意識していなくても、契約した時点から自動的に積み上がっていく記録です。

  • 契約しているクレジットカードやローンの件数と契約日
  • 利用限度額と毎月の支払い状況
  • 延滞や強制解約、債務整理の有無
  • 直近の新規申し込みの件数と時期
編集部

クレヒスは契約した時点から勝手に積み上がっていく記録です。自分で意識して確認する機会がなければ、何が記録されているか分からないままになります。

良いクレヒスと悪いクレヒスの違い

良いクレヒスとは、延滞のない支払いを一定期間続けている状態を指します。逆に延滞や強制解約、債務整理の記録が残っている状態は、カード会社から見て返済能力に不安があると判断されやすくなります。クレヒスが浅い、つまり契約実績自体が少ない人も、判断材料が乏しいという理由で評価が割れることがあります。

信用情報の開示請求の方法 CICとJICCの手順

信用情報の開示請求の手順を確認するイラスト

信用情報の開示請求は、CICとJICCのいずれも、スマートフォンまたは郵送で申し込めます。スマートフォンではマイナンバーカードを使った本人確認が必要になり、郵送より早く結果を受け取れます。クレジットカード会社はCICに、消費者金融はJICCに多く加盟しているため、両方に開示請求すると網羅的に確認できます。手数料や受け取り方法は機関ごとに異なるため、次の見出しで手順と費用を分けて説明します。

CICへの開示請求 スマホと郵送の手数料

CICの開示請求は、スマートフォンアプリとマイナンバーカードを使う方法と、郵送による方法があります。スマートフォンでの開示はマイナンバーカードの署名用電子証明書を使って本人確認を行い、利用手数料は500円です。郵送の場合は手数料が1500円で、本人限定受取郵便で結果が届きます。

  • マイナンバーカード(署名用電子証明書の暗証番号が必要)
  • 申請フォームを操作するスマートフォンまたはパソコン
  • 手数料の支払い手段(クレジットカード決済や振込など)

JICCへの開示請求 スマホと郵送の手数料

JICCもスマートフォンアプリでの開示に対応しています。2024年11月20日の料金改定以降、アプリでの開示手数料は700円、郵送の場合は1960円です。アプリでの開示はマイナンバーカードの読み取りによる本人確認に一本化されており、結果もスマートフォン上で受け取る仕組みになっています。

機関名主な加盟業態スマホ開示の手数料郵送開示の手数料
CICクレジットカード会社・信販会社が中心500円1500円
JICC消費者金融会社が中心700円(2024年11月改定後)1960円(2024年11月改定後)
⚠️ 注意したい点

開示請求の手数料は改定されることがあります。この記事の数字は2026年10月時点で確認できた情報であり、申し込む前に各機関の公式サイトで最新の金額を確認することをおすすめします。

審査落ちの原因1 信用情報に残る事故情報と他社借入

他社への返済状況を確認するイラスト

審査落ちの原因としてまず挙げられるのが、信用情報に残る事故情報と、他社からの借入の多さです。延滞や債務整理の記録は異動情報と呼ばれ、新規のクレジットカード審査に大きく影響するとされています。他社からの借入が多い場合も、返済余力が少ないと判断され、審査に通りにくくなる可能性があります。どちらも信用情報に記録される点は共通していますが、原因も確認方法も異なるため、次の見出しで分けて整理します。

異動情報が記録される行為と保有期間

異動情報は、クレジットカードやローンの支払いを61日以上または3カ月以上滞納した場合に記録されるとされています。自己破産などの債務整理を行った場合も同様です。CICの場合、異動情報はおよそ5年間保有されるとされ、保有されている間は新規審査に不利に働くと考えられます。正確な記録内容は、開示請求で自分の信用情報を確認するしかありません。

他社借入とキャッシング残高が審査に与える影響

クレジットカードのショッピング枠は貸金業法の総量規制の対象外ですが、キャッシング枠は対象になります。衆議院への政府答弁でも、支払期間が2カ月を超える分割払いなどは割賦販売法の対象であり、貸金業法の総量規制は適用されないと説明されています。ただしショッピング枠であっても、他社借入が年収に対して多い場合は、支払い能力に不安があると判断される可能性があります。

項目ショッピング枠キャッシング枠
適用される法律割賦販売法貸金業法
総量規制の対象対象外対象(年収のおよそ3分の1が上限の目安)
主な使途商品やサービスの購入代金現金の借り入れ
⚠️ 注意したい点

総量規制はキャッシング枠や消費者金融の借り入れに適用される仕組みです。クレジットカードのショッピング枠そのものを一律に制限するものではありません。この違いを混同した説明も見られるため、どちらの枠について書かれているかを確認してから読むことをおすすめします。

編集部

他社借入が多いと「審査に落ちやすい」と一括りに語られがちですが、ショッピング枠とキャッシング枠では適用される法律が違います。区別して考えると理解しやすくなります。

審査落ちの原因2 短期間の複数申し込み(申し込みブラック)

短期間の申し込み記録を確認するイラスト

短期間に複数のクレジットカードへ申し込むと、申し込みブラックと呼ばれる状態になり、審査に悪影響を与えるとされています。資金繰りに困っているのではないかとカード会社に警戒されるためで、目安として1カ月程度の間に3件以上申し込むと該当しやすいといわれています。異動情報とは発生の原因も重さも異なるため、何が起きているのかを切り分けて理解しておくことが大切です。

申し込みブラックと判断される目安

申し込みブラックは、短期間に複数の信用情報機関への照会記録が残ることで発生します。目安として、1カ月程度の間に3件以上のクレジットカードやカードローンに申し込むと、該当しやすいと説明されています。照会記録自体は事故情報ではありませんが、件数が多いと返済能力への懸念材料として扱われます。

  • 直近1カ月に複数のカードへ申し込んでいないか確認する
  • キャッシングやリボ払いの残高が膨らんでいないか見直す
  • 公共料金や携帯電話料金の支払いに遅れがないか確認する

申し込みブラックと異動情報の違い

申し込みブラックは、最後の申し込みからおよそ6カ月が経過すると信用情報から消えるとされています。一方で異動情報はCICの場合およそ5年間保有されるとされ、重さも持続期間も大きく異なります。自分の状況がどちらに近いかを把握すると、再申し込みまでに空けるべき期間の見当がつきやすくなります。

項目申し込みブラック異動情報(いわゆるブラックリスト)
発生原因短期間に複数のカードへ申し込み長期延滞や債務整理など
記録の重さ軽い(照会履歴のみ)重い(事故情報として記録)
目安の保有期間最後の申し込みからおよそ6カ月CICの場合およそ5年
編集部

申し込みブラックと異動情報を混同した説明も見かけますが、重さも期間も別物です。切り分けて考えると、次の申し込み時期を判断しやすくなります。

審査に落ちた後にすべきこと

次にとるべき対応を選ぶイラスト

審査に落ちた直後にすぐ別のカードへ申し込むと、申し込みブラックの状態が続き、かえって評価が下がる可能性があります。まず信用情報の開示請求で自分の記録を確認し、延滞や複数申し込みの履歴がないかを把握します。そのうえで次の行動を決めることが、遠回りに見えて確実な対処です。焦って行動する前に、何が記録されているかを把握することが結果的に近道になります。

開示請求で確認すべき3つのポイント

開示請求で受け取った信用情報は、異動情報の有無、他社からの借入件数と残高、直近の申し込み件数の3点を中心に確認します。心当たりのある記録が見つかった場合は、その内容が信用情報から消えるまでの期間を踏まえて、次の申し込み時期を検討する材料にできます。

  • 異動情報(延滞や債務整理の記録)の有無
  • 他社からの借入件数と残高の合計
  • 直近6カ月以内の申し込み件数

再申し込みまでに空けるべき期間

申し込みブラックの記録はおよそ6カ月で消えるとされているため、再申し込みは半年ほど間隔を空けてからが目安になります。異動情報が記録されている場合は、CICでおよそ5年という保有期間が目安になり、その間は新規審査が厳しくなると考えられます。焦って申し込みを重ねるほど、申し込みブラックの状態を自分で長引かせてしまう点に注意が必要です。

💡 ここだけ押さえる

信用情報は自分で確認できる唯一の一次情報です。落ちた理由を推測するより先に、開示請求で記録を取り寄せることが最初の一歩になります。

よくある質問

審査に落ちた理由をカード会社に聞くことはできますか

審査に落ちた理由をカード会社に直接尋ねても、具体的な判断根拠を教えてもらうことは基本的にできません。審査基準は各社の非公開情報として扱われているためです。理由を知る手がかりが欲しい場合は、信用情報機関への開示請求で、延滞や複数申し込みの記録がないかを自分で確認する方法があります。開示請求は本人のみが行え、結果は郵送またはスマートフォンで受け取れます。

信用情報の開示請求に家族の情報は含まれますか

信用情報機関に開示請求すると、原則として自分自身に関する記録だけが開示されます。家族や配偶者の信用情報を本人の同意なく確認することはできません。家族カードなど共同で契約した取引がある場合は、その契約に関する記録に限って確認できることがあります。詳しい開示範囲は各機関の案内で確認してください。

他社の借り入れを完済すればすぐに審査に通りやすくなりますか

他社借入を完済すれば返済負担は軽くなりますが、完済した事実がすぐに信用情報へ反映されるとは限りません。反映には一定の時間がかかるとされ、完済直後に申し込んでも、記録が更新される前の状態で審査される場合があります。完済後は少し時間を置き、信用情報が更新されたタイミングで申し込むほうが確実です。

申し込みブラックになっても絶対に審査に通らなくなりますか

申し込みブラックは、異動情報のような重い事故情報とは異なり、一定期間が過ぎれば記録自体が消えるとされています。必ず審査に落ちるわけではなく、カード会社が懸念材料のひとつとして考慮する要素です。申し込みを控えておよそ6カ月ほど間隔を空け、他の原因が残っていないかを確認してから再申請することをおすすめします。

信用情報の内容に誤りがあった場合はどうすればいいですか

開示請求で取り寄せた信用情報に、覚えのない契約や誤った記録が含まれていた場合があります。その際は記録している信用情報機関に直接問い合わせて、訂正を申し出ることができます。契約していないカードやローンが記録されている場合、本人以外の申し込みによるものである可能性もあるため、早めに確認することが大切です。訂正の手続きは機関ごとに窓口が異なるため、開示結果に同封される案内に従って進めてください。

まとめ

クレジットカードの審査に落ちた理由は、カード会社から開示されません。確認できるのは、信用情報機関への開示請求で取り寄せられる自分自身の記録だけです。異動情報や申し込みブラック、他社借入の状況など、落ちる原因として挙げられる要素を一つずつ照らし合わせることが、次の申し込みに向けた一番確実な準備になります。

まずは信用情報機関への開示請求で自分の記録を確認し、直近の申し込み状況や他社借入の残高を見直すことから始めてみてください。審査の仕組み全体についてはクレジットカードの審査に通りやすい人を解説した記事をご覧ください。不正利用のトラブル対処についてはクレジットカードの不正利用と補償の記事もあわせてご覧ください。ほかの記事は記事一覧から確認できます。

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